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遠投カゴ釣り 両軸リールで始める

2017年4月、清水の舞台から飛びおりる思いで・・・新しい竿とリールを買った。

竿を買うのは久しぶり 5、6年ぶりになるだろうか・・・
その5、6年前に買った竿が、初心者向けのカゴ釣り用の竿とリールだった、今回は、上級向けの物を手に入れた。

購入の理由は、初心者向けではカゴを遠投したくとも、飛距離が出ずポイントまで届かないので釣れないというのが理由の一つ。
もう一つは、まわりの釣り人は、上級向けの物でカゴを遠投しているが、私は全く飛距離が出ずに単純に悔しかったからだ。
まぁ飛距離は、釣れる釣れないに影響しないと言うが・・・飛距離が出たほうが広範囲にポイントが探れるのも事実。
いろいろと理由をつけて、高い買い物をしたのだ。

ちなみに、初心者向けのカゴ釣り用の竿とリールは合計3万円(コレも安くはないが・・・)くらいに対して、今回は3倍程度支払っている。
全くもって高価な遊びである。

しかも、今回の竿とリールは、上級向けとあって取り扱いも今までと違う。
投げ方、リールトラブル時の対応に至るまで、新たに覚える必要がある。

兎にも角にも、海に行ってきた。
明るくなるのを待って、仕掛けを作り、とりあえず練習と思い針もつけずに…

いざ遠投。
リールトラブル発生・・・トラブル解消まで30分。

トラブル解消後、2投目。
リールトラブルを意識しすぎて、トラブルは無いもののまともな距離が出ず。

思い切って、3投目。
リールの大トラブル発生・・・トラブル解消せず、3時間…
防波堤の上で、糸を解いて午前中の大事な時間が過ぎていく…

ネットやYOUTUBEを見て、予習してきたものの、やはりうまくいかない。
喪失感を感じつつ、隣をみると、上級向けの竿とリールでキレイにカゴを遠投している「おじさま」
手慣れている感じが素晴らしい。

思い切って声をかけてみた。

私:「おはようございます。実はいまリールトラブルが発生していて、しかもこのリールでやるの初めてで・・・リールトラブルが起きた時の治すコツとかありませんかね?」
おじさま:「どれ見せてごらん。あぁ、コレはもうだめだな。」

ガーン…遠路はるばる海まで来て。たった3投で駄目になるとは。

おじさま:「もう糸を全部切ってしまって、入替えたほうがいいよ。」
私:「わかりました」
おじさま:「糸もってる?」
私:「いえ。」
おじさま:「じゃ、この糸あげるよ。」

オー。 おじさま天使、いや神。

私:「ありがとうございます!!
ちなみにこのリールに慣れるのにどのくらいかかりますか?」
おじさま「月2回位海に来て、半年くらいかな」

ウォー。 それはキツイ。釣具屋では1日でなんとかなるって言っていたのに。甘かった。

おじさま:「糸巻き替えたら、俺のお師匠さんが今日来てるから呼んであげるよ。」

オー。 おじさま またもや 神 発言。

その後、糸を巻き替え、おじさまのお師匠さんに手ほどきを受けて、練習

オォ。
おじさまとお師匠さんが見守る中、5度、6度、大きなトラブルもなくカゴが飛ぶ。
そんなに遠投ではないが…まずまず。

お師匠さん「まぁ最初から飛距離ではなく、投げ方を覚えて、カゴが真っ直ぐ飛んで行くのが大事だよ。
俺はもう帰るけどがんばって!!」と、去っていった。

本当に親切にして頂きありがたい。
レクチャーしてもらった分、早くにコツを掴むことが出来た。
おじさま、お師匠さんに感謝。

5月に釣り場でお会いできたら、改めて御礼と、成長した姿を見せられるようにしようと心に誓った。



今日の投げ

自己評価

・リールトラブルが少なくなったのは、おじさまと師匠のおかげではあるが、ここまで初日ででれば◎

・ムービーを見て思う、慎重さからか・・・竿の振るスピードがとっても遅い。

・振り終えた後、背中が丸まり、竿先が下がる。



 

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